SMBC日興証券の「補欠」は事実上の落選

 

IPOの主幹事も多く完全平等抽選を採用していることから多くの個人投資家に人気のSMBC日興証券ですが、IPOの抽選結果には一癖あります。

それはSMBC日興証券のIPO抽選結果には
・当選
・補欠
の2種類しか存在しないためです。

つまり「落選」が存在せず、当選以外の申し込みは全て「補欠」となるため、事実上「補欠≒落選」です。

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SMBC日興証券の補欠当選の流れ

1)SMBC日興証券では、まず完全平等抽選と言われる抽選方式で需要申告者から抽選で「当選」を出します。そして「当選以外の需要申告者は補欠当選」となります。#ここで一旦、資金拘束が解かれます

2)その後、募集申込期間(=購入申込期間)となり、当選者は及び補欠当選者が購入意思表示として、当選者は募集申し込み、補欠当選者は補欠申し込みを行います。#ここで再度、買付可能額から資金拘束発生

3)募集申込期間が過ぎて、当選者の中からキャンセル(辞退)が発生した場合または募集申し込みが行われなかった場合に「空き枠」が発生します。

4)その枠について「補欠申し込みを行った補欠当選者」から再度の抽選「補欠抽選」が行なわれます。

5)この二段回目の「補欠抽選」に当選すると、この段階では既に購入申込を行っているため「募集約定済」というステータスとなり、IPOの購入が完了します。

「補欠」となった際の注意点

SMBC日興証券で「補欠」となった場合の注意点は、
・「補欠申し込み」を行わないと「補欠抽選」の対象にならない
・補欠申し込みには資金拘束が発生
・当選者以外は全員が「補欠」となり補欠抽選の倍率が異常に高い可能性有り
という点です。

管理人は補欠になった段階で諦めており、補欠申し込みは行っていません。

理由は、需要申告時点で資金拘束を行っており当選者からキャンセルが発生する可能性は低いと考えられ、かつ、当該IPO案件の抽選配分数が少ない場合、補欠抽選が実施すらされない可能性もあるためです。

例えば、2015年6月17日に東証マザーズに新規上場した「デジタル・インフォメーション・テクノロジー(3916)」では副幹事だったため抽選配分は「たったの9枚」でした。つまり、当選者は9人です。この場合でキャンセルが発生したとは考えられません。

そして、そんな半端な状態で資金拘束を受けるくらいなら別のIPOに申し込んだり、現物株式で運用した方が良い、という判断です。

補欠申し込みを行う場合

ただし、SMBC日興証券が主幹事を務めて抽選配分となる枚数も多く、かつ、魅力的だと考えるIPOの場合は、補欠でも補欠申し込みを行っています。

SMBC日興証券の補欠≒落選だと知っている人は補欠申し込みを行わない可能性もあり、場合によっては、通常の抽選よりも当選確率が高くなる可能性もあると考えてです。

例えば、2015年6月24日に東証マザーズに新規上場したファンデリー(3137)は主幹事だったこともあり、抽選配分が786枚ありました。そして初値は公募価格の約2倍と成功でした。

 

このようにSMBC日興証券のIPO抽選結果には癖がありますので「補欠」の意味を正確に理解して無駄のない資産運用を行いましょう。

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 - IPO抽選で落選した場合

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