マイネット(3928)の初値予想

 

12月21日、東証マザーズに新規上場予定のマイネット(3928)の初値予想です。

仮条件:1,500~1,680円
公開価格:1,680円
初値予想:2,300円

創業時の社名は「マイネット・ジャパン」でした。代表取締役社長の上原氏が立ち上げ、事業内容も紆余曲折を経ての新規株式公開です。

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関連記事:マイネット(3928)の初値は公募価格の1.2倍
関連記事:マイネット(3928)のIPO抽選結果

初値予想の根拠

マイネットの初値予想を2,300円とした根拠は以下の5点です。

1)東証マザーズのソーシャルゲーム企業
2)吸収金額は16.4億円の中規模IPO
3)事業モデルはソーシャルゲームの再生事業
4)予想PERは49倍と既に高い
5)ロックアップのかかりは甘い

1)東証マザーズのソーシャルゲーム企業

東証マザーズ上場のソーシャルゲーム企業です。

社名は「マイネット」ですので「東証マザーズのネット系」と連想されやすく、注目を集める可能性は十分にあります。

#gumiなどの問題もあり、ソーシャルゲーム会社への警戒感が高いことが懸念材料です。

2)吸収金額は16.4億円の中規模IPO

吸収金額は、仮条件の上限1,680円(想定価格)を元に計算するとオーバーアロットメント分も含め、16.4億円となります。

東証マザーズのIPO案件としては若干大き目の中規模IPOです。

IPOラッシュのど真ん中でもあり、少々重い印象はあります。

3)事業モデルはソーシャルゲームの再生事業

事業モデルは独特な面があります。

gumiやクルーズなどのソーシャルゲームベンダーとは異なり、他社が開発・運営していたソーシャルゲームを買い取るか協業して、マイネットが再生させる、という事業モデルです。
#一部、自社開発タイトルもリリースしています。

まさにgumiからは2015年5月に「ドラゴンジェネシス」「幻獣姫」「騎士姫」の3タイトルを買収しています。

このゲーム再生のことをマイネットでは「リビルド」「セカンダリ」などの表現が使用されています。

今までも、開発会社(ディベロッパー)と運営会社(パブリッシャー)が異なるソーシャルゲーム・スマホゲームは多数存在していますが、積極的に「買収」を行っている点は面白いモデルです。

現在、スマホゲームの開発費は平均で「1タイトル1億円超」と言われています。
#参考:4gamer「スマホゲームの開発費は“平均”で1億超え。」(外部リンク)

この開発費はかなり重い負担となっており、ヒットが出ないと投資を回収出来ない状況です。その中で、マイネットの事業モデルであれば、初期投資を抑えることで投資回収のハードルを引き下げられるというメリットがありそうです。

ただし、
・要は不人気なゲームタイトルが対象
・買収型の場合、他社が開発したゲームの開発継続を引き継ぐのに多大なコストが発生する可能性
を懸念しています。

#ソーシャルゲーム・スマホゲームは機能追加や新規イベントを継続的かつスピーディーに行うことが必須ですので、他社が開発したゲームをスムーズに引き継いで、自社のエンジニアが追加開発を行えるのか?と不安は残ります。

4)予想PERは49倍と既に高い

仮条件の上限1,680円(想定価格)を元に計算すると予想PERは約49倍です。割安感は全くありません。

ただし、平成27年12月期の業績予想は
・売上:28.9億円
・営業利益:1.3億円
・経常利益:1.3億円
・当期純利益:0.8億円
事業規模が小さくまだまだ利益が出ていないため、PERが49倍と高くなるのは必然と言えます。

ただし、先述のビジネスモデル(他社が開発したゲームタイトルの再生)では、自社開発でヒットを飛ばすような事は望み薄かと思いますので、今後も営業利益率・経常利益率が低い傾向は続く可能性があります。そう考えると、PERが49倍というのは全く割安感はありません。
#ガンホーのパズドラやmixiのモンストのような非常に高い利益率を残すタイトルは、マイネットに譲渡されることはあり得ません。

5)ロックアップのかかりは甘い

ロックアップの条件は「90日 or 株価1.5倍」となっており、ロックアップの条件も甘いです。

さらに、
・BDashFund2号投資事業有限責任組合:8.82%
・株式会社セガゲームス:7.20%
・新生企業投資株式会社:4.46%
・SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合:2.93%
・株式会社ドリームインキュベータ:1.47%
と、VC各社には「ロックアップがかかっていない」状況です。
#セガゲームズはVC(ベンチャーキャピタル)とは異なりますが

売出は、住友商事株式会社(保有株式を全売出)を除くと全て個人で、VCの売出がないので、その代わりにVCにはロックアップがかかっていないようです。

既存株主の売り圧力が怖いIPOです。

初値予想のまとめ

ある程度人気化して初値が高騰する要素は持っているのですが、
・既に高いバリュエーション(予想PERが49倍)
・利益率は低そうなビジネスモデル
・ロックアップが甘い
・IPOラッシュのど真ん中
などの要素を考えると、ロックアップが外れる公募価格の1.5倍である2,520円付近の攻防を予想しています。

ビジネスモデルは面白いとは思いますが、IPOするベンチャー企業としては急成長に不向きなビジネスモデルとも思えますし、需給が悪い懸念もあるため、2,300円を初値予想としました。

#なお、2,000円付近に落ち着く可能性もあると考えています。12月のIPOラッシュで他銘柄がどのような初値を付けてくるかで、上にも下にも振れるかと思います。

セカンダリー投資については、ロックアップの甘さが怖いため予定していません。

#セカンダリー投資については「IPO抽選に落選した場合の投資 – セカンダリー投資」をご覧ください。

関連記事:
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