フリュー(6238)の初値予想

 

12月18日、東証1部に新規上場予定のフリュー(6238)の初値予想です。

仮条件:3,000〜3,200円
公開価格:3,200円
初値予想:3,520円

フリューは東証1部へ直接上場となります。

日本テレビで放送されているマツコデラックスによる『マツコ会議』で12月13日の放送でプリクラが取り上げられ、フリューの商品も紹介されたようです。

関連記事:フリュー(6238)のIPO抽選結果(野村證券で当選)
関連記事:フリュー(6238)の初値は公募価格の+0.6%

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初値予想の根拠

フリューの初値予想を3,520円とした根拠は以下の6点です。

1)東証1部への直接上場
2)IPOラッシュの中で吸収金額53.9億円は大きい
3)3社同日上場
4)現在のプリクラに驚き
5)機械セクターも製造は行っておらず実はIT系
6)予想PERは13.95倍

1)東証1部への直接上場

フリューは東証1部への直接上場となりました。

12月上場ですので、1月末にはTOPIX採用となり、TOPIX連動型のインデックスファンド(パッシプファンド)によるインデックス買いが見込まれます。

東証1部への新規株式公開は、上場日の翌月末に一定規模のインデックス買いが入る点が魅力です。

#なお、11月上場だった日本郵政・かんぽ生命保険・ゆうちょ銀行のTOPIX採用は12月末です。

2)IPOラッシュの中で吸収金額53.9億円は大きい

フリューは、公開価格3,200円に決まりましたので、オーバーアロットメント分も含めると吸収金額は53.9億円となります。(時価総額は301.8億円)

東証1部への直接上場で時価総額301.8億円、吸収金額53.9億円は、特に大きいわけではありませんが、年末のIPOラッシュの中で53.9億円は大きい印象です。

#12月16日上場予定のツバキ・ナカシマの吸収金額334億円に比べるとまだまだ小さいです。(参考:ツバキ・ナカシマ(6464)の初値予想

3)3社同日上場

フリューの上場日12月18日は、フリュー以外にアークンとアートグリーンの2社も上場予定となり、3社同日上場となります。

アートグリーンは吸収金額が1億円に満たないため、需給への影響は事実上無視できる範囲です。

アークンは吸収金額8億円弱の小規模IPOで、セキュリティ関連の東証マザーズと人気が出る条件が揃っているため、資金はアークンへ向かうと予想されます。

ただし、アークンは上場日に初値が付かない可能性もあり(少なくとも前場には付かない可能性大)、前場に初値が付きそうなフリューへ資金が向かってくる可能性もあります。

関連記事:アートグリーン(3419)の初値予想

むしろ、当週のダブルスタンダード、ツバキ・ナカシマ、ミズホメディー、オープンドアに資金が拘束されてIPO疲れに陥ることの方が懸念材料です。

4)現在のプリクラ事情に驚き

冒頭でも記載しましたが、日本テレビで放送されている『マツコ会議』でフリューの商品も含む様々なプリクラが紹介されていました。

リアルタイムで見ていたのですが、最新のプリクラに驚きました。

以下は、当該放送です。(Youtube)

少子化も含め、斜陽産業と勝手に思い込んでいましたが、管理人の学生時代とは全く違うエンターテインメントに仕上がっていました。

5)機械セクターも製造は行っておらず実はIT系

機械セクターになっていますが、製造は行っていない上、スマホアプリも提供している企業です。(小さなネット系企業よりもネット系売上は多いほど)

まず、目論見書で「企画・開発・販売を手掛けており ますが、製品製造のための自社工場は所有せず、製造は全て外部に委託しております。」と明記されており、製造は行っていません。

また、プリクラに関連するスマホアプリ「ピクトリンク」では、月額300円の有料会員が2015年3月時点で155万人もいます。単純計算ですが、このスマホアプリだけで月商4.65億円、年商55.8億円計算です。

さらにゲーム事業では、DS3向けソフトやスマホゲームを提供しており、2016年3月期の会社予想売上高は19.9億円です。12月21日に東証マザーズに上場予定のマイネット(スマホゲーム会社)ですら、2015年12月期の会社予想売上高は28.9億円ですので、製造業とは思えぬエンタメ領域での売上も多いことが分かります。(参考:マイネット(3928)の初値予想

ただし、ゲーム事業は2015年3月期では、7.8億円の赤字を出しており、黒字転換出来ない場合、事業売却によるバリューアップ余地も残ります。今後、株主総会などでも、この点は株主質問や要求を受けるのではないかと思います。

6)予想PERは13.95倍

公開価格の3,200円を元に計算すると、当期の会社予想PERは13.95倍です。

この水準であれば公募割れすることはなさそう、という印象です。

また、先述の通り、実はスマホアプリ等の事業も大きいため、ネット系・IT系の要素が大きい点を考慮するとPER14倍は割安かもしれません。

なお、当初の想定価格は3,780円でした。仮条件が決まった時点で大幅なディスカウントが為されており、公募価格の3,200円と比べると既に15%のディスカウント済みです。

初値予想のまとめ

需給面では悪材料が多いと言えますが、機械セクターとは言え、事業実態をどう捉えるか・どう評価するかでフリューへの評価は大きく変わりそうです。

また、赤字を出しているゲーム事業の売却によって簡単にバリューアップ可能な点も魅力です。

非常に難しいところですが、既に15%ディスカウントされている点を考慮し、公募価格の+10%となる3,520円をフリューの初値予想とします。

セカンダリーについては、1月末のインデックス買いを睨んで年明けに検討するかもしれません。後は外資系ファンドなどの大量保有報告書が出たら買うと思います。(切り離しやすいゲーム事業が赤字な上、連結で純資産100億円超ですので、物言う株主が狙えば株価は上がると考えます)

#セカンダリー投資については「IPO抽選に落選した場合の投資 – セカンダリー投資」をご覧ください。

関連記事:
フリュー(6238)の初値は公募価格の+0.6%
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