LINE(3938)の初値は公募価格の1.5倍(+48.5%)
7月15日、東証1部に新規上場したLINE(3938)の初値は、公募価格3,300円の1.5倍の4,900円(+48.5%)となりました。
ブックビルディング期間中に仮条件を変更し、上限価格を3,200円から3,300円に引き上げる等、珍しい現象もありましたが、IPOとしては成功と言える十分な結果です。
東証1部、時価総額約7,000億の超大型IPOという悪条件の中で公募価格の1.5倍はLINEと主幹事のプライシングが良かったと言えます。
なお、後述の通り、初値を付けた後は見せ場なく終値は4,345円で終え、初値買いによるセカンダリー投資は辛い結果です。
LINEのIPO初日株価
初値は公開価格の3,300円から+48.5%の4,900円でした。
・初値:4,900円(+48.5%)
・高値:5,000円
・安値:4,310円
・終値:4,345円(+31.7%)
#括弧内は公開価格からの騰落率
公募組みにとっては文句なしの株価です。
特に公募価格が3,300円と比較的高額だったため、1単元(100株)の当選でも初値売りで16万円の利益です。利鞘の大きさという観点かたも旨味の大きかったIPOです。
管理人は主幹事の野村證券とマネックス証券でそれぞれ100株、合わせて200株当選だったため、32万円分の儲けでした。
関連記事:LINE(3938)の抽選結果 – 野村・マネックスで当選
初値買いした場合の投資結果(セカンダリー投資)
LINEを初値買いした場合の投資結果です。
・初値:4,900円
・高値:5,000円(+2.0%)
・終値:4,345円(-11.3%)
#括弧内は初値からの騰落率
▼LINE(3938)のIPO初日の株価チャート
(by Yahoo Finance)
ご覧の通り、初値を付けた直後に高値の5,000円に到達したものの、すぐに4,600円を割り、少し持ち返したものの後場は右肩下がりで終値は4,345円した。
セカンダリー投資という意味では、
・初値買いはほぼ全滅
・11:00頃に4,500円代で拾って4,600円代で手放した場合は多少の利益有り
程度で、少なくともIPO初日だけで見るとLINEのセカンダリーは最悪です。
#セカンダリー投資については「IPO抽選に落選した場合の投資 – セカンダリー投資」をご覧ください。
なお、場が開く数分前の気配値は5,000円でしたので、そこまでは上がった、という形です。
今年一番注目のIPOと言われていたLINEのIPOですが、日米同時上場・仮条件の引上げ等、不安要素もありつつも、主幹事である野村證券の底力を見た思いです。
関連記事:
・LINE(3938)の抽選結果 – 野村・マネックスで当選
・LINE(3938)は仮条件変更で再度の需要申告が必要?!
・IPOで本当にオススメの証券会社
・IPOでNISAを活用するのが節税効果抜群
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