フリュー(6238)の初値は公募価格の+0.6%
12月18日、東証1部に新規上場したフリュー(6238)の初値は、公募価格3,200円の+0.6%にあたる3,220円となりました。
「公募割れしなかっただけ」で、後述の通りセカンダリーも総崩れとなり、誰も得しなかったIPOとなりそうです。
なお、18日の「寄り付き後値下がり率」で東証1部のトップを獲得してしまい、東証1部へ直接上場のIPOとは思えぬ冴えなさでした。
関連記事:フリュー(6238)の初値予想
関連記事:フリュー(6238)のIPO抽選結果(野村證券で当選)
なお、SBI証券で無料で閲覧可能な大手投資情報サービス企業提供のレポートでは「初値メド:3,850-4,000円」でした。
#参考:初値予想の参考サイト一覧
フリューのIPO初日株価
初値は公開価格の3,200円から+0.6%の3,220円でした。
・初値:3,220円(+0.6%)
・高値:3,320円
・安値:2,950円
・終値:2,972円(-7.1%)
#括弧内は公開価格からの騰落率
一瞬で寄り付きました。
初値買いした場合の投資結果(セカンダリー投資)
フリューを初値買いした場合の投資結果です。
・初値:3,200円
・高値:3,320円(+3.1%)
・終値:2,972円(-7.7%)
#括弧内は初値からの騰落率
▼フリュー(6238)のIPO初日の株価チャート
(by Yahoo Finance)
フリューのセカンダリーは散々です。
特徴的だったのは売りの少なさです。
初値形成時の出来高は313,000株で、これはIPOで配分した1,683,600株の僅か18.6%分です。
また当日の出来高は1,496,300株でしたが、これもIPOで配分した株式数に届いておらず、公募組みと言われる、IPOで株を取得した株主が売りに回っていないことが伺えます。
長期保有志向の株主が多いのか、単に公募価格すれすれの株価を嫌ったのか、週明け以降の動きが気になります。
なお、管理人が野村證券から当選した100株は、少し粘った末、諦めて3,220円で売却しましたが、その後、セカンダリーで入って散々な目にあいました。
#セカンダリー投資については「IPO抽選に落選した場合の投資 – セカンダリー投資」をご覧ください。
同日上場のアークンはカイ気配で終えて即金規制となり、同じく同日上場のアートグリーンは公募価格の1.5倍となりました。
関連記事:
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・IPOの即金規制とは?
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