IPO投資で資金が必要なタイミングに注意

 

IPOでは、証券会社によって実際に資金が必要となるタイミングが異なります。

例えば、大和証券やSMBC日興証券では、需要申告(ブックビルディング)のタイミングで、申込分の金額が「買付余力」に必要ですが、SBI証券では抽選実施のタイミングで資金が必要で、野村證券では抽選後に購入申込みする際に資金が必要となります。

IPO投資を行う上で、各証券会社で「いつ資金が実際に必要になるか」を把握しておくことは基本中の基本となります。

ただ、証券会社によって細々とルールが異なるため注意が必要です。

複数の証券会社からIPOを狙う場合に要注意

IPOの当選確率を高めるセオリーは、複数の証券会社から申し込むことです。

これは、抽選方法として多くの証券会社では、申し込んだ株数とは無関係に需要申告した人単位で抽選を行うため、一つの証券会社で5口申し込むより、5つの証券会社で1口づつ申し込んだ方が当選確率がトータルで高くなる、という理由からです。

#抽選方式は証券会社によって異なり、SBI証券のように申し込んだ口数単位で抽選が行われる証券会社も存在します

#抽選単位については、2つのIPO配分方法 – 裁量配分と抽選配分の「抽選配分」をご覧ください

こうして複数の証券会社からIPOに申し込んでいると、いつ資金が必要になるのか分からなくなる場合がありますので、IPOのスケジュールをしっかりと確認して資金管理には注意が必要です。

特にSBI証券は、申込口数が多ければ多いほど当選確率が高くなりますが、申込時点では資金拘束が発生しない(=残高0円でも可能)ものの、抽選実施タイミングには資金が必要、という特徴があります。

証券会社による資金が必要になるタイミングの違い

大きく分けて、
1)需要申告時に必要
2)抽選実施時に必要
3)購入申込時に必要
の3パターンです。

#各社の制度は変わるため最新情報は各証券会社にてご確認下さい
#実際、2015年9月に岡三オンライン証券のルールが変更され資金拘束がなくなりました

1)需要申告時に資金が必要な証券会社

・大和証券
・SMBC日興証券
・みずほ証券
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・東海東京証券
・マネックス証券
・カブドットコム証券
・エイチ・エス証券
・楽天証券

ただし、この中にでも2パターンに分かれます。

SMBC日興証券、マネックス証券などは、申込から抽選実施まで申込分の資金が買付余力から差し引かれる「資金拘束」が発生します。

対して、大和証券などは需要申告のタイミングで買付余力に資金が必要ですが、拘束はされず、抽選実施時に資金が必要となります。

2)抽選実施時に資金が必要な証券会社

・SBI証券
・松井証券 #

#松井証券は、需要申告の後に抽選ではなく購入申込があり、その後に抽選という順序です

3)購入申込時に資金が必要な証券会社

・野村證券
・岡三オンライン証券
・いちよし証券
・岩井コスモ証券

#ここまで需要申告と記載していますが、厳密には証券会社によって「抽選申込」や「抽選参加」とされている場合があります。詳しくは「IPOの需要申告と抽選申込・抽選参加の違い」をご覧下さい。

注意が必要なのは、特にSBI証券、松井証券のパターンで、申し込んだもののそのまま抽選実施時までに入金を行っておらず「抽選の対象外」となってしまうパターンです。(管理人は何度かやらかしました)
#関連記事:SBI証券で抽選対象外だとIPOチャレンジポイントを入手不可

資金を気にせず申し込める野村證券と岡三オンライン証券は、複数証券会社からIPOに参加する個人投資家にとって資金管理に気をつかわなくて良いという視点でオススメと言えます。(取り敢えず申し込んでおけばOKですので)

自身が利用する証券会社のルールは事前に確認しておきましょう。

関連記事:
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