NISAなら20万円節約可能だったIPO(ネオジャパン)
「IPOでNISAを活用するのが節税効果抜群」で記載した通り、NISA(少額投資非課税制度)でIPO株を購入するのが節税効果抜群、つまりNISAという制度を有効活用する方法です。
その具体例が、11月27日、東証マザーズに新規上場したネオジャパン(3921)です。
ネオジャパンのIPO株を手に入れていれば、初値で売っただけで1,165,000円の売却益となり、節税効果は236,670円です。何と23.7万円の節税効果です!
ネオジャパンのIPO概要
・上場日:2015年11月27日
・上場市場:東証マザーズ
・主幹事:SMBC日興証券
・公募価格:2,900円
・吸収金額:7.33億円
・時価総額:32.2億円
・配分株数:253,000株(=配分枚数:2,530枚)
・初値の騰落率:+401.7%
ネオジャパンが初値で+401.7%を付けたポイントは、東証マザーズのネット系で吸収金額7億円と比較的小規模IPOで、かつ、配分枚数がわずか2,530枚だけだった点です。前評判も非常に良かった高騰確実のIPOでした。
そして、1単元で100万円を超える売却益が出たポイントは、公募価格が2,900円と最近のIPOにしては株価が高く、利ざやの絶対値を稼ぎやすかった点です。実際、初値14,550円で最小投資金額は145.5万円の値嵩株です。
ネオジャパンの上場初日の株価
初値は公開価格2,900円の5倍となる14,550円(+401.7%)、1単元で+1,165,000円でした。
・初値:14,550円(+401.7%)
・高値:16,490円
・安値:13,500円
・終値:16,220円(+459.3%)
#括弧内は公開価格からの騰落率
#初値が付いた上場2日目にあたる11月30日の株価
関連記事:ネオジャパン(3921)の初値は+401.7%(約5倍)
ネオジャパンを初値売りした際の税金額は?
初値で売却した場合、1,165,000円の売却益ですので、税率20.315%を乗じた236,670円が課税されます。
117万円の売却益を出して24万円の税金を納めるということです。
それが、NISA口座でネオジャパンを買い付けていれば、売却益への課税が発生しませんので本来課税されるはずだった24万円が非課税となり、売却益117万円丸々が儲けとして手に入れられます。
つまり、24万円の節税効果です!
NISA恐るべし、です。
#なお、今回ご紹介したネオジャパンの例は、抜群に儲かったIPOです。さらに、配分された枚数は2,530枚と非常に少なかったため、これほどの節税効果が平均値ではない点はご留意下さい。
関連記事:
・IPOでNISAを活用するのが節税効果抜群
・NISAでIPO(新規公開株)が買えるか要注意
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