SMBC日興証券で100株を超える需要申告は無駄

 

SMBC日興証券では、需要申告で申込株数を入力しますが、複数単元で申し込むのは、実は無駄・意味がありません。

つまりSMBC日興証券では、100株が単元株の場合、100株を超えて(=200株以上)需要申告しても無駄ということです。

無駄というのは、
・100株で需要申告しても
・10倍の1,000株で需要申告しても
当選確率は同じな上、100株しか当選しないためです。

意外に知られていないので、以下で何故「無駄なのか?」をご説明します。

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#単元株が1,000株の場合は、100株を1,000株と読み替えて下さい。

需要申告で複数単元を申込むのが無駄な理由

理由は、SMBC日興証券の抽選は、
1)完全平等抽選(申告株数単位ではなく人単位で抽選)である
2)抽選による当選数量の上限が「一投資単位」と定められている
ためです。

1)完全平等抽選(申告株数単位ではなく人単位で抽選)である

この点は有名ですので、ご存知の方も多いと思いますが、SMBC日興証券のIPO抽選は完全平等抽選と言われる手法です。

申告株数単位ではなく人単位で抽選が行われる仕組みです。

例えば、需要申告株数が100株の個人投資家Aと1,000株の個人投資家Bが存在した場合、SMBC日興証券では個人投資家AもBも当選確率は同じです。一見、申告株数が10倍なので個人投資家Bの方が当選確率が10倍になるように思えますが、需要申告株数に関わらず全員が同じ当選確率なのが特徴です。
#なお、この事例で個人投資家Bの当選確率が10倍になるのはSBI証券です

このため「当選確率」の観点から、需要申告する株数(単元数)を増やすメリットはありません。

申告しただけ資金拘束を受けるため、そのデメリットだけがあります。

2)抽選による当選数量の上限が「一投資単位」と定められている

上述の完全平等抽選の仕組みはよく知られているのですが、SMBC日興証券では、抽選による当選数量の上限が「一投資単位」と定められている点は、余り知られていません。

具体的には、一般投資家への配分量の10%が上述の完全平等抽選で配分されるのですが、この抽選による当選数量の上限が「一投資単位」と定められています。

SMBC日興証券の「募集等に係る株式等のお客様への配分に係る基本方針」に下記の通り明記されています。#2015年11月11日時点

お取引コースが総合コースおよびダイレクトコースのお客様を対象として、同一条件・同一確率の一部抽選(同率抽選)を行い、同率抽選に付す数量は、当社で一般投資家のお客様へ配分する数量の10%を目処といたします。また、可能な限り多数のお客様へ配分が行われるよう一部抽選による当選数量の上限は、一投資単位とします。

また、申告数が配分予定量に満たなかった場合は、抽選配分数量を減らすことになるようです。

ここでの「一投資単位」とは、単元株であり、多くのIPOでは100株です。

従って、いくら需要申告で多くの株数を申告しても当選するのは100株だけということです。

#なお「一般投資家への配分量の10%が上述の完全平等抽選で配分される」と上述しましたが、これは、引受株式数の内、機関投資家等へ配分する株数を除いた株数が「一般投資家への配分量」となり、その内の10%が抽選で配分されるためです。詳しくは「IPO情報サイトの「抽選配分数」予想はハズレが多い」をご覧ください

SMBC日興証券では需要申告のタイミングで資金が必要

IPO投資で資金が必要なタイミングに注意」でも記載しましたが、SMBC日興証券では、需要申告を行うタイミングで「申込株数×申込価格」相当額が買付可能額(余力)に必要です。

かつ、抽選結果が出るまでの期間中、この金額が買付可能額から差し引かれる(拘束される)ため、需要申告で多くの株数を申告すると多くの資金を拘束されるだけです。

 

以上の通り、SMBC日興証券で複数単位の需要申告を行っても当選確率も当選数も上がらず、かつ資金拘束を受けるだけ、というのが実情です。

#ただし、上記の内容は抽選配分に関してで、裁量配分では異なりますのでご注意ください。
#裁量配分については「2つのIPO配分方法 – 裁量配分と抽選配分」をご覧ください

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