IPO情報サイトの裏側 – オススメ証券会社に偏り有り

 

数多く存在するIPO情報サイトには、読者にとって利益となる情報が意図的に伝えられず情報が偏っている場合が非常に多く存在します。

そんなIPO情報サイトの裏側で「何が起きているのか?」を具体的にご紹介します。

アフィリエイト広告の存在

当サイトも含め、IPO情報サイト(ブログも含む)は、営利目的であることがほとんどです。

有益な情報を提供する対価として収益を得ようとしています。

その収益源として「証券会社のアフィリエイト広告」が非常に大きな役割を占めています。

これは、あるサイトで「A証券会社は完全公平抽選で当たりやすい」と紹介した上で、A証券会社へリンクを張り、読者がこのリンクをクリックしてA証券会社の口座を開設すると、サイト運営者にA証券会社から報酬が支払われる、という仕組みです。

つまり、
1)サイトでA証券会社を紹介した上で、A証券会社へのリンクを設置
2)読者が当該リンクをクリックしA証券会社のサイトへアクセス
3)その読者がA証券会社の口座を開設
4)A証券会社からサイト運営者へ報酬が支払われる
ということです。

この報酬金額は、証券会社によって異なり、1件あたり数百円〜1,000円程度です。

アフィリエイト広告が情報提供を歪める理由

アフィリエイト広告がIPO情報サイトの情報提供を偏らせている理由は、
1)アフィリエイト広告に対応している証券会社が限られている
2)口座開設で得られる報酬の単価が異なる
という2点です。

1)アフィリエイト広告に対応している証券会社が限られている

全ての証券会社がアフィリエイト広告という広告を出稿しているわけではなく、一部の証券会社しかアフィリエイト広告に対応していません。

#アフィリエイト広告は、その名の通り「広告」ですので、証券会社視点では「広告費」のため、アフィリエイト広告を利用するか否か対応が分かれています

具体的には、日本で最大の顧客基盤を抱えており、IPOの主幹事件数も例年1位の野村證券がアフィリエイト広告を出していません。

そのため、IPO情報サイトは、いくら野村證券に読者を誘導して口座開設を促しても、一銭も儲からないということです。

対して、IPOの幹事は多いものの、IPOの主幹事はほとんどない(=割当が少ない)中堅ネット証券のマネックス証券はアフィリエイト広告を出稿しているため、多くのIPO情報サイトで「オススメの証券会社」として紹介されています。

つまり、多くのIPO情報サイトでは、アフィリエイト広告に対応している証券会社しか、オススメするインセンティブ(動機)が働かないのです。

営利目的で運営している以上、この結果として情報提供に偏りが生じてしまいます。

2)口座開設で得られる報酬の単価が異なる

先述の通り、アフィリエイト広告の報酬、つまり、ある読者が口座開設した際にサイト運営者が得られる報酬の単価は、数百円〜1,000円程度と証券会社によって異なります。

そのため、証券会社のオススメランキングで上位で紹介される証券会社が、単価の高い証券会社に偏る傾向があります。

営利目的で運営していますので、当然ながら「より儲かる証券会社(≒報酬単価が高い)」の露出を多くしたいというインセンティブが働く結果です。

#ただし、どんなに報酬単価の高い証券会社をオススメしても、そもそも読者が口座開設に至らないと報酬は得られないため、報酬単価は低くても口座開設率の高い証券会社をオススメする場合もあります。例えば、証券会社のアフィリエイトは新規口座開設が対象のため、既に多くの顧客を抱えている証券会社をオススメしても、新規口座開設に繋がる確率が低い、という事が言えます。

アフィリエイト広告によって歪められた情報提供

上述の通り、IPO情報サイト運営者にとっては、
・アフィリエイト広告に対応している証券会社を紹介したい
・報酬単価の高い証券会社に誘導したい
というインセンティブが働いています。

結果、現状では多くのIPO情報サイトにおいて、IPO抽選に当選するためには
・SMBC日興証券
・SBI証券
・マネックス証券
・カブドットコム証券
・松井証券
の口座開設がオススメされています。

その他にも、ほとんど引受を行っていない(=IPOの申込みチャンスすらない)証券会社でも、アフィリエイト広告を出稿している
・GMOクリック証券
・楽天証券
・ライブスター証券
なども紹介しているサイトも存在します。

一方、主幹事実績も多い
・野村證券
・大和証券
・三菱UFJモルガン・スタンレー証券
・みずほ証券
はアフィリエイト広告を出稿していないため、なかなか紹介されません。

これがアフィリエイト広告によって歪められた情報提供の実態です。

#主幹事実績については「IPO引受証券会社」で2014年および2015年の実績を掲載しています。

#全てのIPO情報サイトがアフィリエイト広告をベースに情報を偏らせているわけではありませんし、また、情報の全てが偏っているわけではなく、有益なサイト・情報は沢山ありません。

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当サイトでは証券会社のアフィリエイト広告は一切取り扱いません

そこで、当サイトでは、証券会社のアフィリエイト広告は一切取り扱わず、フラットにIPO情報を掲載しています。

そのために当サイトのドメインは「honestipo.com」とし「honest」に「正直」「実直」「誠実」という意味を込めています。

#なお、当サイトも営利目的で運営しており、様々な広告の掲載や証券会社以外のアフィリエイト広告は存在します。(ただ、証券会社のアフィリエイト無しでは予想以上に儲かりません、、、)

なお、管理人がIPOで本当にオススメする証券会社はこちらで紹介しています。

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